冬の海に浮かぶサーファーを見て「冬はお布団から出るのすらつらいのに冷たい海に入るなんて…」と信じられない思いでいっぱいになる人も少なくないでしょう。
しかし実は冬のサーフィンには、冬だからこそのいい点もあるのです。
そこで今回は冬サーフィンのメリット・デメリットと必需品についてまとめました。
冬にサーフィンをするメリットとは？
人が少ない
やはり「晴天の暑い日に海に入りたい！」というのが多くの人の気持ちであり、冬のどんよりとした冷たい海に入りたいという変わり者は少数派です。(ガチサーファーの皆さんごめんなさい)
そのため、夏はぎゅうぎゅうになるようなサーフスポットも冬になるとだいぶ人が少なくなります。
「サーフィン初心者は冬にサーフィンを始めるべき」と言われるほど波に乗りやすい環境になるため、サーフィンの上達にはもってこいです。
波が整っている
冬は日中も気温が上がらないため、沖から陸に向かって吹くオンショアが少ないとされています。そのため、風で波のコンディションが左右されにくく、整った波が多くなります。
また、オンショアは気温が上がるにつれ吹きやすくなるため夏はいい波を掴まえるために早朝から海に行くサーファーも多いですが、冬は一日を通して気温が低いので、夏ほど早起きをする必要もありません。
日焼けしにくい
特に女性にとっては大きな懸念となる日焼け問題。
冬は日が出ている時間が短いので、夏に比べると日焼けしにくくなります。
とはいえ冬でも日焼けはしますので、紫外線対策は怠らないようにしましょう。
冬サーフィンのデメリットとは？
冬サーフィンのデメリットはなんといっても凍てつくような寒さです。
冷たい海水に入ることで体にストレスがかかり、心臓にも負担がかかります。特に暖房の効いた部屋や車からいきなり冷たい海に入ると、体が寒暖差に対応できずに心筋梗塞などを起こす可能性もあります。
冬の海に入る場合は、きちんとストレッチなので体を温めてから入ることが重要です。
また、喫煙や二日酔いは血流障害を起こす原因となるため、特に冬場は注意が必要となります。(※二日酔いでの入水は夏でもＮＧです！)
そして、海から上がったあとに体を温めることも忘れてはいけません。
冬の冷たい海に浸かっていた体は芯まで冷えていますので、お湯などで体を温めると同時に温かい飲み物を飲んで体内の温度も上げるようにしましょう。
生姜などの体を温める効果のある食材を使ったとろみのあるスープがおすすめです。
冬サーフィンの寒さ対策に必要なアイテムは？
冬の海水はやはり相当冷たいので、防寒グッズが欠かせません。
〇厚さのあるウェットスーツ
〇ブーツ
〇グローブ
この三点はマストです！
ウェットスーツは夏は2mm、冬は5mmほどの厚さのものを着用するのが一般的です。
いくら全身を覆われているとはいえ2mmのウェットスーツで冬の海に入ったら凍りますので、必ず冬用のタイプを着用しましょう。
そしてむき出しになっている足をブーツで、手をグローブでカバーします。手足が覆われるだけでだいぶ体感温度が変わってくるはずです。
その他に、耳や顔の防寒対策としてサーフキャップを着用するサーファーもいます。
冬のサーフィンはとにかく寒さが敵なので、しっかりと対策をしていきましょう。
まとめ
サーフィンが人生の一部になっている人たちは、季節や天候に関係なく海に入ります。
しかしそんなサーファーでさえも「冬は本当につらい」と口にするほど厳しい寒さなので、準備しすぎなくらい準備して臨みましょう。
と同時に「一回入っちゃえば大丈夫」とも言われるので、冬の海に入る勇気のある方は冬サーフィンに挑戦してみてはいかがでしょうか？(私は世界で一番寒さが嫌いなので冬は絶対にサーフィンしません…。)
