サーフィン初心者にとって最大の課題とも言えるパドリング。
漕げども漕げども進まない…波に置いて行かれる…そんな経験をしたことがある人は少なくないでしょう。(初心者の私は毎回その現象に悩まされています…)
「パドルが下手な人でサーフィンが上手な人はいない」と言われるほどサーフィンにおいて重要な要素であるパドリング。パドルの問題を改善しないことにはサーフィンの上達は見込めません…。
そこで今回はパドリングが進まない理由とパドルを楽に速くする方法について調べてみました。
パドリングに悩んでいる同士の皆様はぜひ参考にしてみてください。
サーフィンのパドリングが進まない理由とは?
パドル筋がない
パドルの時に使う筋肉、いわゆる『パドル筋』は普段の生活ではあまり使わない肩・脇・背中・お尻の筋肉であり、パドルが下手な人と上手な人の違いはこのパドル筋を使えているかどうかです。
初心者は肩だけでパドルをするため、腕がパンパンになって上がらなくなる人が多いそう。まさに私もこれであり、いつも数本波に乗るともう腕が上がらなくなってしまいます…。
腕に頼っているように見えるパドルですが、実は腕よりも背中の筋肉が必要なので「背筋を鍛えるといい」とインストラクターの方にアドバイスされました。
しっかりと上体を起こして背中から腕を伸ばすイメージで背面全体の筋肉を使って漕ぐと疲れにくく進みやすいそうです。
腕が水中に入っていない
私のパドリングを見たインストラクターの先生に「海面にクリーム塗ってるの?」と言われたことがあります。
ここで注目したいのは先生の笑いのセンスではなく、必死でやっているつもりだったパドリングが海面をぱちゃぱちゃしてるレベルだったということです。
パドリングは肘まで海中に潜らせ、ボードの下に手を潜らせるイメージで漕ぐことが重要です。
浅いところで必死で漕いでいると逆に体力を消耗するため、深くゆっくり腕を運ぶといいようです。
バランスが取れていない
パドリングのときに足が開いていたり、サーフボードの前方や後方に乗りすぎているとバランスが取れません。
バランスが取れていないなかでパドリングをすると、ボードがぐらぐらして全く進まなくなってしまいます。
バランスが課題と感じている人は、ボードに寝そべった状態でノーズが沈んでいたり浮きすぎていないかを確認し、足を閉じてパドリングをするようにすれば改善されるでしょう。
パドリングを楽に速くする方法は?
先程も述べた通り、最小の力で速いパドリングをするには上体を起こして手のひらはボードの下を通るように深く漕ぐことです。
まずこのポイントを守れていないことにはパドリングはキツイままで全く進まないということを学びました。
さらに細かいポイントについては色んなサイトや動画で紹介されていますが、色んな人が色んなことを言っているので結局なにに注意したらいいの?と軽くパニックに…。
たくさんのHow to動画が上がっているYouTubeも色々見漁りましたが、個人的にはプロサーファーの↓の動画が分かりやすかったのでよろしければ見てみてください。(お名前も存じ上げないのに勝手に宣伝)
そして自分の中の改善ポイントを理解したら、あとはとにかく実践あるのみです。
先日サーフィン指導してくれたインストラクターの方は、初心者の頃は波に乗らずにひたすらパドルで海を往復する練習をしていたそうです。
サーフィンが上手な人ほど地道なパドリングの練習を怠っていない、まさに『パドリングを制するものはサーフィンを制する』です。
まとめ
以前インストラクターの先生が「ウェットスーツを着た状態は矯正ギブスをつけてるようなもんだからそりゃパドリングは大変だよ」と言っていました。
↑この状態で必死に肩だけで動かそうとしていたら確かに腕は疲れるはずですよね…。
動きが制限されているからこそ全体の筋肉を使って大きく動かすことが重要ということです。
パドリングは自分では一生進んでいないように思えても意外と進んでるものなので、心折れずに一緒に練習がんばりましょう!