夏の代名詞と言っても過言ではないスイカ。
1カップあたり46キロカロリーと低カロリーでありながら、ビタミンCやビタミンAなどを多く含む健康食品でもあります。
おいしいだけでなく低カロリーで、しかも健康にいいとなれば食べない手はありませんよね!
そこで今回はスイカが健康と美容にいいとされる7つの効能をまとめました。
スイカが健康と美容にもたらす7つの効果
水分補給を助ける
成人は1日に2~2.5リットルの水分を失っており、体の健康を保つために適切な水分補給が必要です。
水分補給は水だけでなくお茶やコーヒー、食べ物からでも摂取することができ、特にスイカは92%が水分であるため水分補給にはぴったりの食べ物です。
さらに、フルーツや野菜から水分を摂ると満腹感が得られるというメリットも。
水分と共に栄養も摂取できる、まさに一石二鳥です。
栄養素が豊富に含まれている
スイカは果物の中で最もカロリーが低いもののひとつでありながらも、ビタミンやミネラルなど多くの栄養素が含まれています。
ビタミンC → 参照1日摂取量の21%
ビタミンA → 参照1日摂取量の18%
カリウム → 参照1日摂取量の5%
マグネシウム → 参照1日摂取量の4%
ビタミンB1、B5およびB6 → 参照1日摂取量の3%
特にビタミンCとビタミンAは1カップ(約154g)で、参照1日摂取量(1日に摂取が推奨される量)のおよそ20%を摂取することができます。
その他にもベータカロチンやリコピンなどのカロテノイド、重要なアミノ酸であるシトルリンが含まれています。
ガンの予防に役立つ可能性がある
スイカに含まれるリコピンが消化器系のガンへの抗体があるなど、スイカのいくつかの化合物がガンの予防に効果があるという研究結果があります。
リコピンを摂取することでインスリン様成長因子(IGF)が低下しガンのリスクを軽減するとされている他、ククルビタシンEが腫瘍の成長を阻害するなど、研究段階ではあるものの有効な結果が多数報告されています。
心臓の健康を保つ
リコピンにはコレステロールと血圧を下げ、動脈壁の硬さと厚さを低下させる可能性があるという研究結果があります。
また、スイカに含まれるシルトリンという成分には体内の一酸化窒素レベルを上昇させ、血管の拡張を助けて血圧を下げる働きがあります。
その他ビタミンA・ビタミンB6・ビタミンC・マグネシウム・カリウムなどの成分も心臓の健康に効果的な成分であるとされています。
目の健康を保つ
スイカに含まれるリコピンには抗酸化作用と抗炎症作用があるため、目の損傷や炎症を防ぐ効果があるとされています。
高齢者の加齢性黄斑変性症を予防する可能性もあり、現在だけでなく長期的な目の健康を守る役割を果たしてくれます。
筋肉痛の緩和
スイカのアミノ酸であるシトルリンには筋肉痛を軽減する可能性があります。
スイカよりもスイカジュースの方がシトルリンの吸収率が高いとされており、アスリートを対象にした海外の研究ではスイカジュースを摂取した場合に筋肉痛が少なく心拍数の回復が早いというデータが出ています。
肌や髪の健康を保つ
スイカに含まれるビタミンAは皮膚細胞の生成と修復に役立つため、健康な肌を保つには欠かすことのできない成分です。 十分なビタミンAがないと、肌が乾燥して見え原因となります。
また、ビタミンCは、肌をしなやかに保ち、髪を強く保つタンパク質であるコラーゲンを生成するのを助けます。
さらにリコピンとベータカロチンが日焼けから肌を保護する役割を果たすなど、肌と髪をトラブルから守ってくれる成分が豊富に含まれています。
すいかのカロリーは?
美容と健康にいいとはいえ食べ過ぎたら太るのでは…とご心配のみなさん。
安心してください、すいかは100gあたり37kcalと非常に低カロリー!8分の1カットを一人で食べたとしてもごはん3分の1杯分の83kcalしかありません。
すいかは92%が水分なので、水分補給にもぴったり。
おいしいだけでなく、熱中症対策や健康・美容に効果のあるスーパーフルーツなのです。
まとめ
スーパーや八百屋さんにスイカが並び始めると夏の到来を感じてワクワクしますよね!
そんな夏の王様スイカには健康と美容に効果的な要素がたくさん詰まっています。
水分が失われがちな夏は特に、積極的にスイカを摂取しましょう!