テニスのジョコビッチ選手やモデルのミランダカーが取り入れたことをきっかけに、健康志向の人を中心に意識が高まってきているグルテンフリー。
欧米ではだいぶグルテンフリーの動きが盛んになっていますが、日本ではまだまだ馴染みのない方も多いでしょう。
そこで今回はグルテンフリーとはなんなのか?どんな効果があるのか?についてまとめてみました。
グルテンフリーとは?
グルテンとは小麦に含まれるたんぱく質の一種で、小麦粉に水を加えて捏ねることで生成されます。弾力やもちもち感、コシはこのグルテンによるものです。
そしてグルテンフリーはその名の通りグルテンを使用していない食事や食品のことを指します。
元々はセリアック病や小麦アレルギーの治療法として生まれたグルテンフリーですが、海外のスポーツ選手やセレブの間で流行したことがきっかけで、欧米のみならず日本でもグルテンフリーへの意識が高まってきています。
グルテンが含まれる食品は?
・パスタ
・ラーメン
・うどん
・パン
・天ぷら
・餃子や中華まんの皮
・カレーやシチューのルー
・ピザ
・ケーキ etc…
上のリストを見て「おいしいものが全然食べられないじゃん!」「食べるものがなくなる!」と絶望的な気持ちになった方も少なくないでしょう。
小麦が含まれる食品は基本的に全て該当するため、私たちが普段の生活で口にする機会が多いものがたくさん含まれます。
しかし、自炊をする場合は米粉を使用したりビーフンで代用するなどの対策が取れますし、最近ではグルテンフリーの飲食店や食材も増えてきているので、グルテンフリーに取り組みやすい環境になっています。
グルテンフリーが体にもたらすメリットとは?
グルテンフリーによって腸内環境が整うと、体には嬉しいメリットがたくさんあります。
便秘・下痢の解消
消化されにくい性質のグルテンが腸に留まると腸が傷つき、腸内環境の悪化の原因となります。
グルテンを控えることで腸が本来の役割を取り戻し、便秘や下痢を解消することができます。
心身の疲労回復
腸内環境の悪化は消化器系に不調をきたすだけでなく、頭痛・疲労感・抑うつ症状などを引き起こすことも。
グルテンフリーによって心身の不調が改善された例も多く報告されています。
肌荒れの改善
腸が栄養素をきちんと吸収することで、体が肌のターンオーバーを促します。
ターンオーバーが正常に行われることで肌の水分量が増え、ニキビ・くすみ・しわを防ぐ効果があります。
ダイエット効果
グルテンフリーが直接ダイエットに効果があるわけではありませんが、小麦が含まれるラーメンやパスタ、うどん、ケーキなどを控えることで必然的に和食メインの食生活となり、ダイエットにつながります。
外食中心だと全てのグルテンを避けることはなかなか難しいため、自炊をするきっかけにもなるかもしれません。
まとめ
グルテンフリーはまず2週間やってみることで効果が表れると言われています。
グルテンには依存性があるため、2週間断つと体がグルテンを求めなくなるそう。
「2週間も小麦粉なしの生活なんて無理!」という方は意識的に小麦の摂取をいつもより減らしてみるだけでもOKです。
小麦粉を米粉に変えてみたり、朝はパン食から和食にしてみたり、無理せず出来ることから始めてみましょう!