多くの人が「朝食はきちんと食べるべき」と教えられてきたと思いますが、実はアメリカの最新の研究ではむしろ体のために朝ごはんは食べない方がいいとされているのです。
世界的に活躍するアスリートでも朝食は食べないorジュースやフルーツなどで簡単に済ます人も多く、朝食を食べないことで体に生じるメリットが注目され始めています。
そこで今回は朝ごはんを食べない方がいい驚きの理由についてまとめました。
朝食はビジネスのためにつくられた存在だった!
「朝食を食べないと頭が働かない」「朝食は一日の食事の中で最も大事」など、朝食の大切さについては当たり前のように私たちの頭の中に刷り込まれてきました。
しかし、そもそもこの説は『朝食ビジネス』のために国や企業によって作り出されたものだったのです。
人類が毎朝必ず朝食を食べるようになればシリアルやパン、卵など朝食に使う食材が売れ、スーパーやコンビニなどで朝ごはんが買われ、レストランやカフェでモーニングが食べられるなど、朝食がもたらす経済効果は計り知れません。
「朝食を食べるとパフォーマンスが上がる」「朝食を食べないと脳が働かない」という説の根拠とされる研究データは比較研究ではなく観察研究であり、根拠としては薄弱であるということが最新の研究で明らかになってきています。
ネット上には農林水産省や栄養士などが朝食の大切さを説いているサイトが多くあり、「プロが言うのならそうなんだろう」と思ってしまいがちですが、世の中の通説とされている『朝食の大切さ』というのは情報操作された部分も大きいということです。
朝ごはんを食べない方がいい理由とは?
人間は寝ている間は食事も水分も取らない断食状態になっており、その間に体内では浄化が行われています。朝は循環により体内に溜まった老廃物や毒素を排泄する時間です。
本来排泄の時間であるはずの朝に食事をすると、排泄の代わりに消化が行われ、老廃物や毒素が体内に留まったままになってしまいます。
確実にデトックスをするためには、寝ている間の断食状態を午前中も継続させることです。
このプチ断食を行うことで、しっかりと体の毒素を出し切ることができます。
「朝ごはんを食べないと脳が働かない」「朝食抜きで昼食を食べると血糖値が急激に上がりすぎる」などの説は確たる根拠はなく、むしろ朝食を食べないことで頭が冴えわたる作用があります。
もともと日本人は1日2食の生活を送っており、現代人は食べすぎだとされています。
朝食を取らないことでカロリーのコントロールができるだけでなく、体への負担も減らすことができ、体本来のパワーを最大限に発揮することができるのです。
朝ごはんを食べないと調子が出ない場合は?
普段から朝ごはんをしっかり食べている人が急に朝食を抜くと、強い空腹感やストレスを感じる可能性があります。しかし人間の体は慣れるもので、2週間もすれば1日2食生活に体が順応してきます。
「朝ごはんを食べないと調子がでない…」と感じる人は、まず2週間続けて様子を見てみることをおすすめします。
本来人体のサイクルは以下のようになっているため、午前中の排泄タイムにがっつり食事をすると体に大きな負担がかかります。
・排泄タイム→AM4時~PM12時
・消化タイム→PM12時~PM20時
・吸収タイム→PM20時~AM4時
朝ごはんに慣れた体から朝食を抜くのは最初はつらいかもしれませんが、体に正常な働きを促すためと思えば必要な我慢です。
ただし、無理は禁物!いつまで経っても朝食を食べないと絶対的に体調が悪くなるという人は無理して抜かない方がいいでしょう。
まとめ
今まで当たり前のように食べていた朝食が体に無理をさせていたと知ったときはかなりの衝撃でした…。
現在は朝はたくさん水を飲むプチ断食状態を継続していますが、午前中は頭が冴え作業がはかどる一方で、午後は一気に眠気が襲ってきて集中力が途切れることを見ても満腹が体にいい影響を与えないというのも納得できます。
ちなみに私は『朝食は体に悪い』という挑戦的なタイトルの本を読んだことで、朝食について色々と考え直すきっかけになりました。
専門的な内容も多く賛否両論がある本ですが、興味のある方はぜひ読んでみてください!